寄稿者:ハーバート・チャターズ(第17ゾーンロータリー公共イメージコーディネーター)
新ロータリー年度に向けてチームの結束を固め、戦略を立てるために、ゾーン内の地区マーケティング・広報・コミュニケーション委員長(MPRC)とガバナーノミニーのグループがマンチェスターにある「メディアシティUK」(MediaCityUk)を訪問しました。見学ツアーと研修を兼ねたこの訪問は、英国メディアがどのようにニュースを伝えているかを学ぶことも目的の一つでしたが、結果的に、「ロータリーのストーリーを伝える」方法を根本から見直すきっかけとなりました。
「メディアシティUK」は英国のニュース発信の新しい拠点であり、英国最大の放送局BBC、大手テレビ局ITV Granadaをはじめ、多くの新聞社が本部を置いています。レコーディングスタジオ、イベントスペースのほか、ショッピングセンターもあり、訪問者が楽しめる施設です。週末をかけて行われた今回の訪問のポイントは、ロータリーの活動とその成果を一貫性あるかたちでロータリー内外に伝える方法を考えることでした。
ガバナーノミニーにも事前にプログラムのアイデアを寄せてもらい、全員が企画に関与しました。当初、出席者はMPRCとガバナーノミニーだけに限っていましたが、出席できないMPRCの代わりにガバナーエレクト、ガバナー、地区会員増強委員長が出席した地区もあり、思いがけず多様なメンバーが集まりました。全員とても熱心に参加し、ロータリーのイメージや活動成果について多くの質問が寄せられました。
メディアシティUKの見学に加え、ゲストを招いての講演、成功した広報キャンペーンの紹介、ソーシャルメディア活用のヒントなどの正式なプログラムも組まれました。金曜日のゲスト講演者は日刊紙のビジネス欄編集者で、メディア一般、特にニュース編集者の関心を引く方法を教えてくれました。土曜日には、地区で大きな成功を収めた2つの広報キャンペーン(「End Polio Now」認識向上キャンペーンと、地元新聞に毎週半ページの掲載枠を獲得した事例)が紹介されました。これらの事例を土台に、人びとの関心を高める方法について活発な議論が交わされました。また、ソーシャルメディア活用のノウハウに焦点をあてた3つのセッションが行われ、ベストプラクティス、注意点、成功例、懸念事項、ツールについてさまざまなアイデアが出されました。さらに、最近就任したRIBI地域雑誌の新しい編集者を招き、ロータリー雑誌の内容、スタイル、焦点について意見やアイデアの交換を行いました。イベントの最後には、「ロータリー活性化」とロータリーの新しいイメージに関する最新情報の説明が行われました。
今回の訪問で、テレビ、ラジオ、新聞の関係者との関係が強まりました。また、ロータリーのニュースを掲載してもらうコツについてゲスト講演者が作成した資料は、すぐにでも活用できるものです。地区のリーダーとなる多様なメンバーが結束を固め、アイデアを交わすことのできた今回のイベントは、大成功でした。同様のイベントをまた開き、来年度はガバナー、ガバナーエレクト、ガバナーノミニーのチームにも出席枠を広げたいと思います。特にロータリー外部の見学ツアーは大好評だったので、5月にも同じグループでBBCを訪れる予定です。
公共イメージ向上、ロータリー財団、会員増強の取り組みに対するロータリアンと地区リーダーの意欲を高め、参加を促すために、皆さんの地域ではどのような工夫をしていますか?
ニュース部長Lucy Westさんと天気予報担当のKerrie Gosneyさんが、ニュース番組の裏側をすべて説明してくれました。