8月の会員増強・新クラブ結成推進月間にちなんで

2014-15年度には、コーディネーターの皆さまの懸命な活動、そして会員からのご支援のおかげで、25,000人近い会員増を達成したのみならず、アフリカにおける野生型ポリオウイルスの1年間発症ゼロなど、数々の大きな成果を残すことができました。引き続きのご支援の下、今後も多くの入会者をロータリーに迎え入れ、現会員による積極的な参加を促していけることを願っております。以下にその方法をいくつかご紹介します。

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  • ロータリーの各種ソーシャルメディア、「ザ・ロータリアン」誌と「ロータリーの友」誌、orgには、会員増強に関する記事や情報が掲載されています。これらの記事や情報をクラブと地区にご紹介ください。
  • My ROTARYオンラインショップで、入会や参加の推進に役立つ資料をダウンロードまたは注文できます。資料の多くは、ロータリー・ワークグループからもダウンロード可能です。
  • 皆さまがロータリークラブに入会した理由やロータリーを続けている理由を、会員増強担当部までぜひお寄せください(Facebookにコメントまたはminute@rotary.orgまで Eメールで)。入会への関心を高める最も有効な方法は、会員が自分の経験を語ることです。

会員増強・新クラブ結成推進月間中に入会や現会員参加の促進戦略を実施した方は、以下にコメントしてぜひお知らせください。

変化の推進者の役割は

*この記事は前回に続くパート2です。パート1はこちらからご覧いただけます

執筆:コレット・マーティン・ワイルド(国際ロータリー、戦略開発&変革担当チーム)
補足説明:パム・ラッセル(第26ゾーンRRFC)

  1. リソース:質問や資料の問い合わせ先を知らせる。

パム・ラッセル: 地区によって方法はさまざまです。既に財団補助金に詳しい人、または研修を受けた人を集めて支援チームを作り、各チームメンバーがいくつかのクラブを担当している地区もあります。このチームは、クラブの補助金活動の立案や、複数クラブによる大型補助金での協力を助けます。チームの代わりに、ガバナー補佐がこの役割を担う場合もあります。活動数が多い場合は、補助金専門の担当者を決めるのもよいでしょう。

  1. 実行計画:実行計画では、ビジョンを実現させる(つまり、変化を上手く実現させる)ために必要な研修、インセンティブ、伝えるべき要点、リソース、担当者を明確に決める。

パム・ラッセル: 財団の補助金モデル変更に伴って、慎重な計画立案とその実行が必要でした。第26ゾーンでは、新補助金の2年目にグローバル補助金の利用が大幅に増えました。計画の実行には時間がかかりましたが、ロータリアンが実施する奉仕プロジェクトに成果が表れています。補助金活動にはそれぞれのストーリーがあります。クラブと地区がそのストーリーを伝えれば、クラブ強化につながり、また多くの人にロータリーの活動を知ってもらえるでしょう。

以上5つの要素をご紹介しましたが、いずれかの要素が欠けると次のような結果が予想されます。

  • 混乱
  • 不安
  • ゆっくりとした変化
  • 不満
  • 誤ったスタート

今後、新しい変化を取り入れる際は、上記の5要素を取り入れることで、新しいプログラム/手続きをもっと効果的に導入できるはずです。中にはそれほどあらたまった対応を必要としない変化もあるかもしれませんが、未来への前進にあたり、これらの情報が参考となることを願っております。

最高のプレゼンター(発表者)となるために

presentation-image筆:2015年地域リーダー研修セミナー進行役、マーク・クリーベル

3月の地域リーダー研修セミナーで、RPICのシャーリー・ダウニーさんが、難しい質問への答え方に関するベストプラクティスを紹介しました。自分の発表をより効果的に、聴衆を引きつけるものとするためには、発表内容を聞き手に合わせて調整する必要があります。

人前で発表をすることは決して簡単なことではありませんし、萎縮してしまうこともあるでしょう。そんな恐怖心を取り除き、質の高いプレゼンテーションに仕上げるためのコツを、以下にご紹介します。

  1. 自然な話し方を心がける:大勢を前にしたプレゼンテーションであっても、まるで個人的な会話をしているような話し方を心がけましょう。原稿を読み上げるのはご法度です。
  2. 立ったままの姿勢で話す:可能であればステージ上を自然体で歩きます。演台のところに立って話すことで、厳粛さが伝わる一方、ステージ上に座高の高い椅子を用意し、そこに座ったままのプレゼンテーションもときには効果的です(ビル・ボイド元RI会長が頻繁に採用する方法)。
  3. 声のトーン、話すスピード、声の強弱に変化をつける:聞き手の関心を引き付け、強調したい部分では声のトーンを変え、大きな声ではっきりと話します。強弱のない声で話したり、聞き手に背中を向けることは避けましょう。単に事実やデータだけを紹介するのではなく、ストーリーを語っているのだということを忘れずに。
  4. 聞き手とのアイコンタクトをとる:できるだけ多くの聞き手とアイコンタクトをとりましょう。ステージの照明で聴衆が見えない場合は、視線の先に注意を配り、いかにもアイコンタクトをしているように見せると効果的です。
  5. 適切な場所では視覚資料を使う: グラフ、表、図、写真、ビデオなどの視覚資料はプレゼンテーションを向上させるものですが、使いすぎには注意しましょう。また、視覚資料は、伝えたい話の要点を協調するために利用するものであり、視覚資料だけに注目がいかないように気をつけましょう。スライドに箇条書きなどの文章を表示する場合は、書かれている通りに読み上げないように注意します。より効果的なのは、パワーポイントのスライドを使わずにプレゼンテーションを準備することです。最も大切なのは、発表者の声と動き方であることをお忘れなく。
  6. 一に練習、二に練習: 優れた発表者は、いかにも自然体でプレゼンテーションしているように見えますが、これはかなり多くの時間をかけた練習の結果です。練習でもしっかりと時間を測り、可能であれば質疑応答の時間も確保できるような長さにプレゼンテーションを収めましょう。
  7. プレゼンテーションの構成を明確に:まず、聞き手にプレゼンテーションの主題を説明し、どのような内容の話なのかを説明します。さらに、強調したいポイントについて詳しく説明し、最後にはそれらのポイントをまとめましょう。
  8. 最初から最後まで集中する:プレゼンテーションの主題から逸脱せず、無関係で不必要な内容は避けましょう。自分の個人的体験や人から聞いた逸話などを通じて、伝えたいメッセージを強調するようにします。
  9. 緊張していることが分かる身振りや話し方を避ける:ポケットに手を入れる、腕組みする、手の中で小銭をいじる、「えー」「あー」などの言葉を多用することで、聞き手に緊張が伝わってしまいます。ただし、プレゼンテーションを効果的に見せるために、ある程度の手振りは効果的です。練習する際には、しっかりした目的を持って「動き」を取り入れてみましょう。
  10. 正直かつ簡潔に質問に答える: 質問の答えが分からない場合は、後ほど詳しい情報を提供することを相手に伝えます。適切である場合には、プレゼンテーション後に質問者と直接会って話をするのもよいでしょう。
  11. 聞き手の行動を促す: プレゼンテーションの最後に聞き手の行動を促すメッセージを伝えて、やる気を高めます。例えば、プレゼンテーションの中で触れたベストプラクティスの1つを実行してもらうことや、ある統計数字についてクラブに紹介するように促すなどが考えられます。
  12. 聞き手にお礼を忘れない:自分のプレゼンテーションを聞いてくれたことに対するお礼の気持ちをしっかりと伝えましょう。

綿密に準備しておくことで、プレゼンテーションのスキルと自信を高めることができます。そのためにも、ぜひこの12のコツを実践してみてください。

最後にもう一つ、コツをお伝えします。プレゼンテーション会場に早めに到着して、ステージや利用できるツールなどをあらかじめチェックしておきましょう。マイクをテストしたり、メモや水の置き場所を確認するのも大切です。これらを事前に確認しておけば、本番前に気持ちを落ち着かせることができるでしょう。

忘れてはならないことは、聞き手は皆さんの味方であるということです。緊張してしまうかもしれませんが、聞き手を「他人である聴衆」と思うのではなく、自分のチームの一員であると考えてみましょう。

会員増強とロータリー財団

第25ゾーンRRFC、ウィン・スピラー(Wyn Spiller)

毎年8月は「会員増強および拡大月間」。ロータリー会員であることを再認識すると同時に、魅力的で、参加意欲をそそり、楽しいクラブをつくる方法を考える機会です。世界中の地域社会に対する支援から、協力活動を通じた友情に至るまで、ロータリー財団は、ロータリーでの会員経験を、正に魅力的で、参加意欲をそそり、楽しさに溢れたものにする上で、重要な役割を果たしています。

ロータリアンはこの数年間、自分の心に残るロータリー体験(ロータリーモーメント)について紹介するよう奨励されてきました。ロータリーモーメントとは例えば、車いすをもらったことで、初めて自分で移動できるようになったおばあさんのこと、できたばかりの井戸からきれいな水が出てくるのを見た瞬間、孤児院で幼い子どもを慰めながら、愛情が世界共通の「言葉」であることを実感した時など、さまざまです。

ロータリーでは、自分がつぎ込んできたものよりもっと多くのものを得られることを悟った時、それ紹介するのがロータリーモーメントです。ロータリーモーメントは、遠い国での活動だけでなく、地元でも頻繁に起こり、その多くがロータリー財団に関連しています。

会員はロータリー財団にとっても不可欠の存在です(ロータリーショーケース重点分野のビデオをご覧ください)。実施可能なプロジェクトの数、プロジェクトのための人材、複雑で重要な課題に取り組めるリーダーの数、世界に健康と繁栄と希望をもたらす手段、そして究極的に平和な世界が達成するちから。これらは皆、会員が多いほど増えていきます。

ロータリーという素晴らしい贈り物を、そして私たちの素晴らしい財団、ロータリー財団を、もっと多くの人と分かち合おうではありませんか。ロータリー財団は、ロータリアンの寄付と奉仕と専心を力として、ロータリーが世界に約束したことについてもっと知ってもらい、人びとの人生を変えています。もちろん、ロータリアン自身の人生もその一つです。ロータリー財団の誓いとその力を世界中の人に知ってもらいましょう。

若い職業人が求めていることとは?

20140926_US_0679月26日・27日に、40歳未満のロータリー会員30名がシカゴに集まり、ロータリーをさらに発展させ、若い職業人を呼び込むための話し合いを行いました。

参加者の1人、クリス・デイビッドソンさん(ニューポートニュース・ロータリークラブ会員、米国バージニア州)は、会合の様子をロータリーのブログサイト「Rotary Voices」で次のように記しています。 「社会のために活動したい、知り合いを増やしたい、今のような時代に人や社会に尽くすリーダーシップを学びたいと望む若者に、ロータリーは多くを提供できる組織です」

そのほかにこの会合でよく聞かれた声は、以下の通りです。

  • 楽しく、柔軟性のあるロータリー体験を求めている
  • 自分より年齢が上の会員が集まるクラブに入会することに対し、それほどの抵抗感はない
  • ミレニアム世代、Y世代は、影響力の大きな奉仕を行って、人びとの生活に変化をもたらしたいと考えている
  • ロータリーを通じて得られるビジネスやメンターの機会を素晴しいと感じているが、そうした機会が一般の若い人に効果的に伝えられていない

会合の参加者やそのほかのロータリアンと交流するには、ロータリーのフォーラム「Young Professionals Network group」にご参加ください。