記事:Katie Ehlis(ロータリーコーディネーター、第28ゾーン)
私はよくロータリアンに、多世代の会員がもたらすメリットについてスピーチします。さまざまな年齢層の会員がいるクラブには多くの利点があるもの。例えば、クラブの諸業務において違った観点を寄せ合えるというのもその一つです。これらのアイデアはクラブがこれまで見過ごしてきた新鮮なものであり、クラブをより活発にする原動力となります。
年代の違う会員は、それぞれ違った人生経験を持っています。クラブにおける世代間のアイデア交換と協力に役立つコツを以下にご紹介します。
- クラブの年次目標を立てる際やクラブにおける具体的な問題を解決する際に、世代の違う会員に一緒に参加してもらう。
- 多世代委員会をつくり、多世代が一緒に活動することのメリットについて認識を高めたり、講演者を見つけたり、多世代行事のためのアイデアを募る。
- 世代間理解の研修を開催し、それぞれの世代における共通点と違いについて(できればクラブ会員に)スピーチしてもらう。その場合、世代間の協力に焦点を当ててもらうとよいでしょう。
- 「衛星クラブ」の設立を検討する。多くのクラブが衛星クラブの形式を採用し、クラブに新しい風とエネルギーをもたらしています。
- クラブ内で「メンター」プログラムを始め、すべての会員がメンター役を務めるようにする。この際、これまでの常識を覆し、若い会員を年配の会員のメンターにすることも検討しましょう。年齢や人生の経験がどうであれ、お互いから学べることが多くあります。例会ではない場所で会う、電話で話す、また例会で隣同士の席に座るなどの工夫をしましょう。
世界には、若い会員を維持することが困難な地域があるというのが現実です。それを解決するには、これまでのやり方や考え方を抜本的に変える必要があります。違う世代の会員が活躍してこそ、ロータリーはこれからも世界中で素晴らしい活動を継続していけるのです。
クラブでの多世代活動に関し、以下の資料もご参照ください。