発表者が一方的に情報を伝え、聞き手はただそれを聞くだけの会議。どなたでも経験があることでしょう。。
ウェビナーは、発表者と出席者が容易に知識、見解、経験を紹介し合える場をつくるという点で優れた会議形式です。ただし、そのような双方向のコミュニケーションを成功させるには、進行役や発表者が従来の会議進行の方法から離れ、出席者にもっと有意義なかたちで参加してもらうよう働きかけなければなりません。
地域リーダーのブログには、ウェビナーの準備方法や、より充実したウェビナーの企画方法に関する記事が掲載されていますので、ぜひお読みください。
ここで、参加者を引き込むウェビナーのコツをいくつかご紹介します。
- 参加者にウェビナー中の段取りを事前に説明する:参加者が発言の段取りををよく分かっていればいるほど、やり取りの多いウェビナーになります。例えば、参加者からの音声をその人が発言する直前までミュート(消音)にしておくのであれば、ウェビナー開始時にそう伝えておきましょう。そして、参加者がの少し前に音声のスイッチを入れることを伝えてあげれば、その人は自分が使用しているマイクなどの準備を整え、これから言う意見や質問を分かりやすくまとめる時間ができます。
- ウェビナー開始を待っている時間を活用し、参加者に何かしてもらう:参加者が時間を有効に活用でき、ウェビナーがさらに充実したものとなるよう、ウェビナーのウェブサイトにログインしてから、ウェビナーが実際に始まるまでの間に参加者にしてもらうことを決めておきましょう。例えば、ウェビナーの主題に関して「いままで直面した困難を一つ挙げてください」と参加者に問いかけ、ウェビナー用ソフトウェアのチャット機能を使って各自の回答を送信してもらいます。その回答から、ウェビナー中どのトピックに一番時間を費やすべきかを判断できます。このように出席者にしてほしいことのリストをウェビナー開始待ちのページに表示しておけば、参加者が退屈しないだけでなく、ウェビナーがより充実したものになります。
- ウェビナー開始後、早いうちから参加者による発言を促す:参加者が自分の経験を基にして答えられるような実のある質問を、開始後すぐに投げかけることで、場が活気付き、参加者が討論に積極的に参加する雰囲気ができます。
- ウェビナー最後まで待たずに質問できるようにする:ウェビナー中に何度か、参加者から質問や感想を求めましょう。こうすることで、参加者が自分たちの意見が尊重されていることを認識でき、さらに活発なやり取りが生まれます。
- 参加者の希望、経験、関心事に基づき、発表内容を調整する:時折、挙手や感想を求めたり、参加者を指名して質問し、その結果によってその後の発表内容や進行を調整することで、より活気があり、参加者にとって意義のあるウェビナーとなります。
参加者とのやり取りを活発にし、参加度の関心を維持するために、ほかに何かいいアイデアがありましたら、ぜひご紹介ください。